CONCEPT私たちの住まいづくり

15 POINTS

豊かに暮らすための知恵

住まい設計工房のめざす家づくりは「心豊かで楽しい住まいづくり」です。
そのための設計視点と知恵を、以下の15のポイントからご紹介いたします。

1

外観

ご依頼いただいた建築地の周辺環境をよく観察し、町になじみつつ個性を表現する、あるいはお隣の庭と緑を続けて豊かな町並みをつくるなど、調和を心がけた外観意匠をご提案します。住まいは住む人を表すといいます。お施主様から感じる雰囲気を「品」を持って表現するように心がけています。

2

アプローチ

玄関にいきつくまでのアプローチを大切に考えます。アプローチとは気持ちを入れ替える場所であると思っています。「ONからOFF」「公から私」へ、お出かけの時はその逆となります。また、来客はこの空間で佇まいを正します。カーブで距離をとったり、植物を植えるなどの工夫で狭い敷地でもアプローチを設ける工夫をします。

3

玄関

職住がともにあった京町家では、玄関はミセニワからハシリ庭と土間で続いており、この土間空間で接待や近所づきあいがありました。現在でも堅苦しく玄関として独立させてしまう必要はないかもしれません。玄関とホールで2坪ほどを占領してしまうのはもったいないものです。断熱と視線の区切りをつければ、玄関もくつろぎ空間としてつなげて、楽しく快適な空間ができるのです。

4

リビングダイニング

リビングダイニングは、当社の設計コンセプトのとても大切な場所です。ただし、むやみに広ければ良いというものではありません。大切なのは「家族が自然と集まる仕掛けづくり」と「家族それぞれがくつろげる『間』を設けること」です。視界の広がりで広さを感じるようしたり、わざとアイストップをつくって空間が続いているような錯覚をおこさせたり、空間をひねったり、くぼみをつくったり、スキップフロアや天井高さに変化をつけたり…。このような工夫をするこのことにより複数の「間」を生じさせ、とっておきの場所をたくさんつくるのが、落ち着けるリビングダイニングづくりのコツです。

5

セカンドリビング

「セカンドリビング」は、聞き慣れた用語ではないかもしれませんが、二世帯住宅や趣味の多い方にはオススメの空間です。二世帯の場合は共有ゾーンは残しつつ、導線ができるだけ絡まない、つかず離れずの間をつくります。離れてはいるけど、中庭でつながっていたり、ウッドデッキで行き来はできるような工夫をします。自分の家の窓から自分の家が見えるというのは楽しいものです。

6

子ども室

子供室は基本4畳半ぐらいで十分と考えています。寝るスペースがあれば十分かな?と思っています。「こもる」とすれば、受験期のほんの一時期だけのことです。普段は、リビングにいい場所があれば、そこが一番の勉強スペースになりします。小さい子どもさんはお母さんに見ててほしいんです。「ほらっ、こんなにがんばってるよ」って。なお、子供室を南に配置する必要はありません。書斎やアトリエなどと同様に北の安定して光の方がよいのです。家相的にも北東は子供室に吉ですよ。

7

主寝室

1日の3分の1を過ごす寝室の快適さには特に気を配ります。寝室における問題の多くが室温によるものです。高性能断熱によりご夫婦ともが心地よい環境の主寝室にします。また、明るさを調整できる照明設備を設置したり、ベッドだけでなくソファやテーブルを置く等により、おやすみ前のリラックスしたひとときを過ごしていただるのではないでしょうか。

8

キッチン

家の中では奥様が「司令塔」です。お父さんも家の中では奥様に従うべしが私の持論です。したがって、キッチンは昔のように北の寒い場所で隔離するのではなく、家族みんなの様子が分かる場所に配置したいものです。できれば朝日を感じたり、近くでハーブを育てたりして、その景色も楽しみたいものです。もちろんキッチン導線、家事導線は無駄なく。できれば行き止まりのない人も風も回遊できように設計するのがベストです。そして、家を建てた後に気づくのがバックヤードの大切さ。収納する物やゴミ箱の位置をあらかじめ計算しておくことが必要です。

9

階段

階段は住まいにとって特別な場所です。それは、住まいの中で唯一上下に移動する機能を持っているからです。そのため、私たちは階段にいつも何か1つ工夫を凝らすようにしています。階段を「インテリア」としてデザインしたり、階段室の壁だけ仕上げを代えたり、ギャラリーの機能を持たせたり。上がったり、下がったりするときに見える「景色」を設計したりもします。

10

吹抜け

京都のようにお隣さんがすぐ近くあり、光と風を取り入れにくい場合は、吹抜けは上下の風を起こしたり、天窓と併設してライトウェル(光の井戸)として採光をとるなどに有効です。吹き抜けに対するご心配は連暖房費でしょうか?冷たい空気は下へ下へ進むので、夏場の冷房はあまり心配ありません。では、冬は?その点もご安心いただける設計をご提案します。

11

収納・造作家具

「収納率12%以上が合格」だと言われます。収納率とは、住まいの総床面積に対する収納面積の割合のこと。私たちもこの指標を意識しながら設計を行います。 なお、量も大切ですが、必要なところに必要な収納を確保する事も大切です。大きな納戸も便利ですが、リビングンなどには奥行き400ミリぐらいの浅い収納も使い勝手がよいものです。逆に容積はあっても、奥行きが900ミリもあると使いにくいものです。また、住まい設計工房では、必要な箇所にデザイン性も考慮して、造作家具もご提案しております。

12

中間領域

外と内の中間領域を設計するのは、日本の住まいづくりに備わった感性です。縁側、濡れ縁、深い軒下など、中間領域は室内の陰影をコントロールしたり陽だまりの場所になったり、植物を育てたり、家事スペースになったりします。なお、中間領域を設計には「内部を外に見立てる」「外部を内に見立てる」という、2つの設計手法があります。私たちは、施主様のライフスタイルや周辺環境に応じて、両者を使い分けています。

13

建物が少しばかり小さくなっても、庭をつくったり、木を植えたりすることをおすすめしています。庭をつくることで、樹種の選択により四季を感じたり、吹き抜ける風が涼しくなったりと、私たちの暮らしと心を豊かにしてくれます。小さな庭をながめてゆっくりとくつろぐ。そんな京都の四季を感じるのは贅沢な時間ですよね。

14

手触り足触り

住まいは見た目だけではなく、五感で感じる心地よさを大切にして欲しいと考えます。特に住まいでは「触感」が心地よさを左右するように思います。無垢材の大きなテーブや無垢の床材の手触りや足触りは、いつもでも触れていたくなる落ち着きを与えてくれます。 そのような理由から、当社では内装材にはできるだけ自然素材の使用をご提案することにより、五感が喜ぶ住まいをおすすめしています。

15

室内気候

私たちは室内の温熱環境づくりに「放射冷暖房システム」の導入をお勧めしています。放射冷暖房システムとは、熱源から送られる適温の水を室内に設置した機器で循環させることにより、建物全体の温熱環境を一年を通じて最適に保つものです。エアコンと違いファンの音も無く、無風のためホコリも立たない快適なシステムです。また、放射冷暖房システムと組み合わせるのが「高性能断熱」。この両者により、いつも心地よい、陽だまりにいるような室内気候をご提供します。