京都によく見られる『ウナギの寝床』状の敷地に建つお宅です。そのため建物は間口が狭く奥行の長い、細長い形となりました。そんな限られた形でありながら、一歩中へ入れば意外にもゆったりとした空間が広がっています。限られた床面積の中で敢えて吹抜をつくり、また中2階を設けることで1階から2階までが緩やかにつながっています。外観からはなかなか予想がつかない、ゆとりの空間です。素材にもこだわり、施主のM様がひとつひとつ丁寧に選ばれました。吹抜けの壁全面に貼ったバーチの無垢板や、和紙クロスなどの優しい素材感が、M様ご夫婦の雰囲気にとてもよくお似合いです。
登録日 2015.11.19